皆さんは髪をセットする最中に、くしを使っていますか?
ピッチリ分けるスタイルをしている男性は使っているかもしれませんが、束感スタイルやナチュラルなスタイルをしている人はそこまで使わないでしょう。女性の方は特にあまり使っていないかもしれません。
でも実は、そんなくしも上手に使えばセットのクオリティーを上げてくれるものです。
というわけで、今回はセット時のくしの上手な使い方を紹介していこうと思います。
くしの上手な使い方
くしは板状のものにギザギザの歯が付いているものです。コームとも呼ばれます。
▲こんな感じ。
歯が何列も付いているものはヘアブラシです。
▲ヘアブラシ
今回はヘアブラシの使い方の紹介ではなく、コームの使い方を紹介していきます。
バーバースタイルで
サイドは刈り上げて、トップは流すという、いわゆるバーバースタイル。
▲バーバースタイル
分け目を整え、面をきれいに見せるためにコームを使用することが多いです。セットの最中にコームを使うスタイルでは、こういったものを想像する人が多いのではないでしょうか。
毛束をほぐす
ワックスを髪に付けた後に、作りたいスタイルによっては、あまり束感を出したくないということもあると思います。そういうときには、コームの出番です。
コームの細くなっている柄の部分を使って毛束を裂いていきましょう。全体の髪の流れが整い、毛束もほぐれてくれます。
柄がないコームしかないという人は、コームを縦に持って、そのまま下ろしていくとよいでしょう。
より束感の少ない、ふわっとしたスタイリングをしたいという人は、回数を増やすとよいでしょう。
まあ毛束をほぐすという目的なら、正直、先が細くなっているものなら何でもよいです。つまようじなどでも問題ありません。
手ぐし代わりに
特に男性は、スタイリング剤を馴染ませる際に髪全体を立ち上げて、その後かき下ろしていくという作業を行う人も多いと思います。髪を下ろす際に手ぐし代わりに、歯が粗いコームを使うことで、より均等な質感でかき下ろすことができます。
根元からボリュームを出すために
先が細くなっているコームを使うことで、根元からしっかりボリュームを出すことができます。
指よりもコームの歯の先が細くなっているもの(ほとんどコームはそうですが)なら、より多くの毛にアプローチすることができ、根本から立ち上げやすくなります。
この場合もやはり、粗めの歯のコームの方がよいです。
こちらは、カラーワックスで有名なエマジニーより発売されている、スカルプティングコーム。ボリュームを出すことを目的としたコームだそうです。
※コームを使う際の注意点※
セットする際にコーム使う場合には、いくつか注意点があります。
コームが汚れる
スタイリング剤を付けた後にコーム使うと、当然ですが、コームが汚れてしまいます。先ほどの紹介した、エマジニーのスカルプティングコームのようなものは別ですが、コームの歯は細いものですので、正直結構洗うのはちょっと面倒です。
コームをシャンプーや食器用洗剤を水に溶かし、それに一晩浸けておいて、歯ブラシなどでこすって汚れを落とすという方法で洗い落とせます。
髪が絡まる
スタイリング剤を付けた状態でくしを通そうとすると、髪が絡まりやすくなります。無理にコームを通そうとすると、髪が抜けたり千切れたりしてしまいます。
ですので、髪に負担がかからないようにコームを通しましょう。
どうやって?
髪に負担をかけないコームの使い方としては、頭皮に対して90度の角度でくしを通すという方法です。
こちらの動画で詳しく説明されています。
▲画像のように、コームを立てて使うと、絡まりにくくなります。
それでも絡まるという人は…
▲こんな感じでコームを下側に寝かせるように傾けて使用しましょう。
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スタイリングの最中にくしを使うだけでも、クオリティが上がります。ナチュラルなスタイルやふわっとしたスタイルは、特にコームを使用するかどうかで仕上がりが変わってきます。
使い方はそこまで難しいものではないですし、コーム自体は100均で売っていたりもしますので、是非一度使ってみてください。きっとセットのクオリティが上がるはずです!
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